絶対に今紹介するLinuxじゃないと思うんだけど、DebianベースのLinuxの更新が一通り終わったらそっち系ばっかりになるだろうから、それまでに、色々と紹介しておこうかなって
Arch Linuxとは!
まぁ。説明そこまでいらないと思うんですが、Arch Linuxとは、「シンプリシティ」、「ミニマリズム」、「エレガンス」さ、コードの正しさに焦点を当てて開発されています。Arch Linuxの言う「シンプリシティ」(Simplicity、簡潔さ)とは、「…不必要な追加・修正、あるいは複雑化を伴わない…」ことであり、それは利用者の立場よりも開発者の立場からの見たものとのことです。
Arch Linuxは、Debian(Testing,Sidを除く)やUbuntuなどと違って、ローリングリリースというリリースモデルを採用していて、Ubuntuなどで見られた。バージョン番号と、リリースサイクルというようなものがありません。リポジトリにあるパッケージ群は日々あたらしいものに更新されていって定期的にアップデートをすることで、環境を常に最新に保つことができます。固定リリースのLinuxと違って、数年に一回の非常に重いアップデート作業などが必要ありません。
インストール用のISOは月の最初に更新されるのが定例になっているが、これは、そのときのパッケージに更新してるだけで、使い方は基本変わりません。
Arch Linuxは、2002年3月にジャッド・ヴィネットにより設立され、最初のリリースである 0.1(コードネーム Homer)は2002年3月11日に公開された。ジャッドは、別の最小主義ディストリビューションであるCRUXから着想を得てArchの開発を思い立った。
Arch Linuxをインストールしてみよう!
普段よりちょっと文章が長いです
- 公式サイトからISOイメージをダウンロードしよう!:ArchLinuxの公式サイトにアクセスして、ISOイメージをダウンロードしてください。ミラーが色々ありますが、日本に住んでるのならJapanでいいです
- USBやDVDにダウンロードしたISOイメージを書き込む:RufusやEtcherなどを使用してUSBに書き込むか、Windowsの標準機能などを使ってDVDに書き込んでください。大体はUSBがいいです
- PCをUSBやDVDから起動:PCを、ISOイメージを書き込んだUSBまたはDVDから起動してください
- インストーラーが起動したら:インストーラーなんてそんな優しいものないのです。公式のインストールガイドを見ながら、インストールしましょう。
- インストール後:インストールした環境が起動します。どんな環境になるかはあなた次第!
Arch Linuxの使い勝手
うーん。。。正直な話。使い勝手は人によって色々異なるからなぁ。。。。
とりあえずパッケージマネージャとかを中心に書きますが、パッケージマネージャのPacmanはAlpine Linux(いつか紹介する)のAlpine Package Manager(APK)と同等レベルの早さを持ってるパッケージマネージャで、非常に使いやすく利便性が高いLinuxです。
公式サイトによると
「pacman パッケージマネージャは Arch Linux の主要な機能のひとつです。pacman はシンプルなバイナリのパッケージ形式と簡単に利用できる Arch build system から成っています。pacman のゴールはパッケージ管理を楽にすることであり、公式リポジトリにあるパッケージや、ユーザー自身が作成したパッケージを容易に管理することができます。」「Pacman はマスターサーバーと同期してシステムを最新に保ちます。このサーバー・クライアントモデルによって、シンプルなコマンドだけで必要な依存性を解決してパッケージのダウンロード・インストールをすることができます。」
とのことです。まぁ。色々書いてからいうことでもないと思うんですが、パッケージマネージャってさぁ。ぶっちゃけ、ほとんど同じような機能がのってるだけで、使ってる側からみたらほとんど違いはないです。ただ、Pacmanは動作が速いってのは、使ってる側でもわかります。あとは使ってるだけだとわからん()。
おまけ編カスタマイズ性
Arch Linuxはカスタマイズ性が高いってことをよく聞きます。どれぐらい高いのか。Ubuntu等よりは非常に高いが、Gentoo(いつか紹介)などよりは下とのことです。これだけ言われてもなんじゃそりゃって感じです。
まぁ。Arch LinuxにはAURというものがあります公式曰く
「Arch User Repository (AUR) はコミュニティによって運営されている、Arch ユーザーのためのリポジトリです。パッケージのビルド方法が書かれたファイル (PKGBUILD) がまとめて置かれており、makepkg を使ってソースからパッケージを作り、生成したパッケージを pacman でインストールすることができます。人気のあるパッケージが extra リポジトリに取り込まれるように、コミュニティの手で新しいパッケージを共有することを目的に AUR は作られました。このページでは AUR の使用方法を説明します。
AUR に投稿された新しいパッケージの一部は公式リポジトリに取り込まれています。AUR では、ユーザーはパッケージビルド (PKGBUILD と関連ファイル) を投稿することができます。AUR コミュニティには AUR に存在するパッケージに対して投票する機能があります。投票が十分に集まると (ライセンスに問題がなくきちんとパッケージ化されているならば) extra リポジトリに取り込まれます (pacman や abs で直接入手できるようになります)。」
というわけで、AURに投稿されたパッケージの一部はextraリポジトリに取り込まれるような仕組みとのことです。非常に便利なもので、プロプライエタリなソフトウェアなどもあります。
Archユーザーにとって非常に使いやすい仕組みで開発側にとっても非常に使いやすい仕組みとなっている。WinWinな仕組みということですね!
今日はここまで!
また明日会おう!。明日はArchよりもカスタマイズ性が高い?Gentooです
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